日本心臓血管内視鏡学会 学術集会・イベント

第23回学術集会 内田賞・ベストイメージ賞

第23回学術集会 内田賞

「2層モデルを用いたプラークの血管内視鏡画像色調に関する基礎検討」

伊神優香(慶應義塾大学大学院 理工学研究科基礎理工学専攻)

この度私は第23回日本心臓血管内視鏡学会において内田賞を頂きました。本学会の諸先生方、研究室の荒井教授、諸先輩に御礼申し上げます。私は慶應義塾大学理工学部内の生命情報学科より、今年度荒井研究室に移籍し、血管内視鏡の研究を開始致しました。

初めは血管内視鏡に関し何も予備知識も無くスタートしましたが、そのような中、教授、先輩方に親切にご指導して頂いたおかげで、研究を円滑に進めることができました。誠に有難うございました。また、心臓血管内視鏡学会大会に今回初めて参加させて頂きました。学会大会で血管内視鏡、OCT及びIVUSの臨床研究結果など、日常の理工学部生活では知り得ない貴重な内容のご発表・ご討論を聴講させて頂き、血管内診断の重要性や現状の課題を再認識することができました。  

血管内視鏡技術発展のために少しでもお役に立てるように、今回の受賞を励みにしてこれからも研鑽・研究を進めて行きたいと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。

第23回学術集会 ベストイメージ賞

「IVUSを用いたプラーク イメージングー不安定プラークの同定」

川野太郎(日本大学内科学講座 循環器内科部門)

この度は、第23回日本心臓血管内視鏡学会のベストイメージ賞を賜り、まことに光栄に存じます。ご選考いただきました先生方には心より感謝申しあげます。IVUSによる組織同定、MDCTの進歩、OCTの登場など、冠動脈のイメージングは驚くべき勢いで進化してきております。

これらのデバイスは画像を再構築したバーチャル画像でありますが、血管内視鏡は血管内腔表面の性状や色調を直接可視化可能なデバイスであり、病態評価および解明に重要であると考えております。DESの血栓症の原因は未だ解明されておりません。今後も症例を蓄積し、病態を追求していきたいと考えております。

今後とも、皆様より、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。