日本心臓血管内視鏡学会 学術集会・イベント

第20回学術集会 内田賞・ベストイメージ賞

第20回学術集会 内田賞

「血管内視鏡は冠動脈内表在性石灰化病変を同定できるか
〜光干渉断層計を用いた検討〜」

山治憲司(近畿大医学部)

この度、第20回日本心臓血管内視鏡学会において栄えある第1回内田賞を受賞させていただきました。全く予想していなかった出来事であり、受賞の一報を聞いたのは羽田空港へ向かう途中でありました。非常に申し訳ないことに交通機関の時間が合わず授賞式には出席できませんでした。内田賞選考委員の先生方にはこの場をお借りし感謝とお詫びをお伝え申し上げます。

第20回日本心臓血管内視鏡学会において、私は「血管内視鏡は冠動脈内表在性石灰化病変を同定できるか〜光干渉断層計を用いた検討〜」について発表させていただきました。今回の発表にあたり、血管内視鏡像をたくさん観察する機会を得たこと、また、本学会に参加して多くの先生方の発表を傾聴させていただいたことにより、血管内視鏡の有用性や可能性をあらためて認識することができました。今回の内田賞を励みに血管内視鏡を用いた病態生理の解明、臨床への応用にさらに精進を重ねていきたいと思います。

これからも御指導、御鞭撻よろしくお願いいたします。

第20回学術集会 ベストイメージ賞

「血漿中のCPRは黄色プラークで吸収されるか」

稲見茂信(日本医科大学)

この度は、平成18年度20回日本血管内視鏡学会ベストイメージ賞を賜り大変光栄に感じるとともにご選考いただきました関係者の方々に心からお礼申しあげます。また今回の受賞に際し、これまで御指導、御鞭撻いただきました多くの先生方に改めて感謝の意を表します。

私は平成8年日本医科大学を卒業し日本医科大学千葉北総病院に初め研修医として勤務し、それ以後、水野杏一先生の御指導のもとで循環器科の診療、また主に血管内視鏡を用いた臨床研究を行ってまいりました。

これまで血管内視鏡学会に参加させていただく度に、非常に独創的で緻密な様々な発表や活発な議論を拝聴し、私自身大変刺激を受けてきました。今回の私の発表は循環血漿中のCRPが黄色プラークで吸収されている可能性を示したものですが、CRPに関しては未だ不明な点も多く今後、解明すべき点が多い分野と思われます。この度の受賞は、これからの研究に対する激励の意味も込められていると感じております。

今後もこのベストイメージ賞を励みに今後とも日々努力していきたいと思います。