日本心臓血管内視鏡学会 学術集会・イベント

日本心臓血管内視鏡学会 学術集会のご案内

第38回日本心臓血管内視鏡学会総会 開催のご挨拶

臺和興

第38回日本心臓血管内視鏡学会総会
会長 臺 和興
(広島市立広島市民病院 循環器内科)

第38回日本心臓血管内視鏡学会総会の会長を拝命いたしました、広島市民病院循環器内科の臺 和興と申します。第37回に引き続きオンサイトで開催を予定しております。今回のテーマは、「イメージングから病態に迫る」といたしました。血管内視鏡は、他のイメージングモダリティとは異なり、直視下に血管内を観察することができ、奥行きをもったダイナミックな動きを観察でき、肉眼病理とも言われています。これまで急性症候群の責任病変を血管内視鏡で観察することによって急性冠症候群や薬剤溶出性ステント留置後のステント血栓症の発症機序の解明に貢献してきました。また、最近では、評価を行う対象血管は冠動脈だけではなく、下肢動脈・大動脈・心腔内などへ拡がり、検査ガイド・治療ガイドとしての血管内視鏡の役割についても注目されています。

本総会において、シンポジウムでは、血管内視鏡を含めた血管内イメージングモダリティによるプラーク評価や、PCIにおいて依然残された課題であるCalcified noduleについて議論したいと考えています。特にCalcified noduleについては、血管内イメージングによる診断は進んでおりますが、他の石灰化プラークと比較してPCI後の遠隔期成績が不良であることが報告されています。イメージングからその病態に迫り、最適な治療が何かに迫るような議論ができれば、と思います。

また一般演題では、血管内視鏡だけではなく、IVUS、OCT、OFDI、NIRSなど、他の血管内イメージングモダリティも含めた演題の応募をお待ちしております。一般演題の中から、イメージング賞を選出したいと思いますので、是非若手の先生方にも奮って応募して頂けますと幸いです。

学会総会が開催されます9月下旬は、残暑の中にも少しずつ秋の訪れを感じられる季節かと思います。広島観光にも適した季節だと思いますので、学会終了後には、是非、世界遺産の原爆ドーム・宮島の嚴島神社に足を運んで頂けたらと思います。また広島名物の、お好み焼き、牡蠣、あなごめし、小イワシ、つけ麺など、食欲の秋を楽しんで頂けますと幸いです。 多くの先生方に秋の広島に御参集頂き、御参加の先生方にとって実り多い学会総会になるよう、プログラムを作成し、学会総会の準備を進めてまいります。

たくさんの演題応募・御参加をお待ちしております。 充実した学会総会になるよう、是非盛り上げて下さりますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

学術集会開催日程一覧

開催予定の学会をご案内しています。日程、場所は変更になる場合がございますので、ご留意ください。

学会 日程 場所 会長
第38回日本心臓血管内視鏡学会総会 2025年
9月27日(土)
広島県医師会館 臺 和興(広島市立広島市民病院 循環器内科)

過去の学術集会

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